1111日目
- maseru
- 2016年1月22日
- 読了時間: 3分
1111日目。
今日たまたま数えてたら、キリのいい数字やったからちょっと驚いてたんよね。

世界一周はまだ始まって2ヶ月半ぐらいやから70日ぐらいなんやねど、
この1111日ってのは、僕が新卒で採用された会社を退職してから今日までの日数。

約3年前かな。
2012年入社して、たった9ヶ月でやめちゃったんよね。
今思えば恩知らずやったんかもしらん。
でも、入社した事も退職した事も全く後悔してないんよね。
あの会社に入ってあの会社の人たちに会ってなかったら、今の僕は絶対なかったやろうし。

当時の本音は、、、
東京っていう忙しい街で生活するのが僕にとって辛い事になってて、それに対する「逃げ」
と、
自分でもなにか大きな事ができるんじゃないかっていう「希望」
の半々やったと思う。
振り返ってみたら「退職」するって決めて動いてるときが一番エネルギー使ったような気がする。
ネガティブとポジティブが入り混ざってたからやと思う。

その頃の自分が1111日後、
地球の反対側にいてるって知ったらどう思うやろな笑
多分、理解してくれへんやろな。

でも、実際にそうなってしまってる。
物事は、自分の考えてる事から出てくるっていうけど、
ほんまにそうなんかもなって思い始めてる。
客観的に見たら、、、
僕の選択が一番いい道かってのはようわからん。
でも、その選択を「一番よかった!」って思い込む事が大切なんやったりするんよね。

これから先自分がどうしてるかわからんけど、
多分また1111日後の30歳手前の僕が今の僕に現状報告してくれたら、想像もできない事になってるのを期待したいな。

ほんで、1112日目はウユニ塩湖のある街に移動しようとしてる。
何気ない毎日を一生懸命繰り返してたら、目の前がすごい事になってるって感じがする。
言葉も通じないのにバスの予約しに行って、宿探して、ネットも繋がらないとこで現地の情報得て、、
毎日必死に楽しくやってます。

そうやって苦労して出会えた景色とか、
突然出会う素敵な人とか、
そんなものが新しい自分の感性とか性格を教えてくれる。
自分の知らない新しいものってのは、かなりの影響を与えてくれるんやなって思ってます。

だから、人は旅行したり、少しの期間だけでも違う世界を見ようと動き出すのかも、、、
今いる場所は四方を山にかこまれた街。
標高も3000m前後のアンデス山脈の一部になる場所で生活してます。
なんだかおかしな事になってます。

世界遺産とか、日本で良く見る絶景の写真とかが目の前に次々広がってくる毎日。
もちろん、写真でみた景色がそこにはあるんやけど、自分の目で見るのは全く別世界のような気持ちにさせられる。
そして、そこで生活する人の習慣とか文化、食事、、、
そんな事から学ぶ事は本当に多い。

改めて思うのは、
本当に恵まれた環境にいてるなって感じる。
日本には、、、
選ばなければ仕事はたくさんある。
食事もおいしい。
生活してても死を意識することは少ない。
都会に行けばなんでも揃う。
田舎に行けば素敵な景色と親切な人がいる。

そんな環境に生まれて、
それに慣れてしまうと自分の環境に文句が出てしまう。僕もそうやった気がする。
もっと便利なものが欲しい、
もっと美味しご飯が食べたい、
もっといい車に乗りたい、
もっと大きい家に住みたい、
もっともっともっと、、、
多分きりがないと思う。

それに憧れがないわけではないけど、それだけになったらあかんとも思う。
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