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僕がサッカーを続ける理由。

  • masaru
  • 2016年1月8日
  • 読了時間: 6分

世界一周に持っていく物を考えてた時、真っ先に思い浮かんだのが「サッカーボール」

小学校4年生の10月に始めたサッカー。

始めた理由は、学校で休み時間いつも一緒に遊んでた友達がサッカー習い始めたからやねん。

なんか置いてけぼりになった気分で、、、

ほんまそれだけの理由。

特に好きなサッカー選手がいた訳でもないし、

サッカーの試合も見に行ったことなかったし、

あの時友達がサッカーやってなかったら、多分旅にサッカーボール持っていくことなんかなかったやろな〜

小学校では、

たまたま背が高くて、

足が速くて、

人より体の成長がちょっとだけ早かっただけで、中の上ぐらいの選手やったはず。

中学校入ったら、

身体能力の貯金と、小学校の時入ってたチームが地元ではちょっとだけ強かった。ってだけで、1年生から試合に出させてもらえた。先輩の大切な試合でオウンゴールして敗北。

高校に入って、

大阪では強豪と言われるチームに所属できたから、もちろん上には上がいて、後輩にポジション奪われたり、、、

「選手権に出たい!」っていう夢も結果的には手の届かないとこにあるものやった。

大学では、

名の通った大学に指定校推薦で入学できて、サッカーを辞める理由がなかったから、続けることにしてん。

全国から集まる上手い選手の中で、ちょっと場違いやったかなって思うこともあった。

4年間公式戦出場なし。

4年間一番下のチーム。

練習試合も滅多になくて、

あっても高校生相手、

練習してる時間より、グランド走ってる時間の方が長かった時もあったような。

そして、1年の10月から運営役員でサッカーと授業と連盟の仕事を掛け持ちして、毎日を追われるように過ごしててん。

社会人になって、サッカーはやめようと思ったんよね。

「もうサッカーいいや。」

「自分才能ないし。」

「他のスポーツの方が向いてるかも知らんし。」

「そもそもスポーツせんでもいいし。」

そんな理由で、

住んでる町散歩したり、

自転車で赴くままに走ってみたり、

一人で山登りいったり、

キャンプのインストラクターの資格とったり、

東京のど真ん中で働いてたけど、自然のあるとこを求めてた時期もあったかな。

前振り長くなったけど、、、

そんなに上手くもない、

サッカーの試合見るのも好きじゃない、

ウイイレなんか、友達に誘われて嫌々やってボコボコにされたぐらいしかない、

サッカーやってないサッカー好きの人よりも知識ない、

そんなサッカーに対して取り柄がない僕が、

なんでまだサッカーを続けてるのか?

なんでいつもサッカーボールもってるのか?

それは、、、

「サッカーの本質」って言われるものをなんとなく気づけたからかもしらん。

「サッカーの本質」

年を重ねるごとに、この言葉を耳にすることが増えていったような。

サッカーの本質ってなんやねん?

この答えはひとつじゃないと思う。

それぞれの人の中に違った答えがあっていいと思う。

「サッカーが楽しい」

「運動不足解消になる」

「チームで戦った空気感が好き」

「試合後のビールが上手い」

なんでもいいと思う。

ほんで、僕が思う「サッカーの本質」は、、、

・人を大人にも子供にもしてしまうスポーツ

・たったひとつのボールが、人間関係を作るスポーツ

やと思ってる。

サッカーは足でボールを蹴るスポーツ。もちろんミスがあって当然で、どんなに上手い人でもミスはする。

だから、子供が大人顔負けで必死に練習する。

だから、大人が子供のように無邪気にボールを追いかける。

だから、子供から大人まで一緒にできるんやと思う。

そんなミスの連続の試合の中で、

華麗なテクニック、

見事なパスワーク、

豪快なシュート、

観客が言葉を失うほどの瞬間が稀に訪れる。

サッカーの魅力はここやと思う。

ほんで、サッカーは人間関係を作る。

僕が自転車で日本一周中にどうしても買いたくなったサッカーボール。

確か栃木県の宇都宮のちっこいサッカーショップで買ったはず。

そこから、僕の旅にスパイスが加わったような感じがしてん。

「将来、日本代表になる!」

っていってたガキンチョにサッカーの楽しさを思い出させてもらったり、

被災地でサッカーを楽しむ子供たちに、どんな環境でも楽しめるって事を教えてもらったり、

やったこともないビーチサッカーのボランティアに参加させてもらって、足の裏火傷するぐらい子供みたいに汗かいて走り回ったり、

ほんで、僕の世界一周の旅のサポートをしてくれる人に出会えたり、

たくさんの人の出会いがあってん。

「人間関係」って硬い言葉で言いたくないけど、

ただの丸い空気の入ったボールのおかげで、信じられないぐらいたくさんの友達ができてん。

ほんで、世界に出てもそれは終わらんくて、サッカーをしてなかったら出会えなかった人がいっぱいいる。

たったひとつのサッカーボールが、僕の人生を豊かにしてくれてる。

だからサッカーはやめれへん。

振り返ってみたら、僕の友達はサッカーを通じて知り合った人がほとんど。

別に一緒にサッカーしたわけでもなかったりする。

サッカーやってるから、飲みの席が楽しくなったり、

サッカーやってるから、人を紹介してもらったり、

ほんと不思議。

今思えば、サッカー少年の頃思い描いてた、

全国大会に出るとか、

誰よりも上手くなりたいとか、

って事は対して必要なかったんかも知らん。笑

でも何もわからないガキンチョの時はそれがめっちゃ大事やったりする。

いつか見た、60歳の人たちのサッカーの試合。

下手くそでも、なんでもいいから、

いつまでも、そんな人生がいいなって思う。

ほんまサッカーは、

楽しさとか、

絶望とか、

喜びとか、

辛さとか、

いろんなものを教えてくれる。

何事にも言える事やけど、

「大切なのはやめない事」やと思う。

別に3日坊主でもサボりでもいい。

やめへんかったらそんな事はどうでもいいでしょ。

そういや、このボールも買ってから3年半一緒に旅していろんな人に蹴ってもらえたんやな。

日本からすれば、地球の裏側。

そんなとこで今日も一緒に旅してます。

サッカーを始めるきっかけになった友達、

一緒に戦ったチームメイト、

サッカーを教えてくれた監督・コーチ、

サッカーで出会えた人たち、

そして何より、サッカーをさせてくれた両親、

ほんまありがとう。

僕がサッカーを続ける理由なこんな感じです。


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