エスタジオ・ド・マラカナン
- masaru
- 2016年2月9日
- 読了時間: 3分
カーニバルで街中が熱気で包まれるリオデジャネイロ。
街のどこにいっても仮装、サンバ、ビール、、、
電車の中でも考えられないぐらいの声で叫び踊り歌う。
「日本人は恥ずかしがりだな!」
って言われても納得いかへん笑
恥ずかしいとかのレベル超えちゃってるからね。
そんなカーニバルの中心リオデジャネイロには、サッカーファンなら忘れてはいけない場所。
「エスタジオ・ド・マラカナン」がある。

2014年のブラジルW杯ファイナルの会場にもなった、ブラジル代表が最も多く国際試合を行う場所。
そこの見学にいってきたんよね。
有料で見学できるんやけど、
入場だけの1000円と、
案内付きの2000円の2種類。
まずエントランス近くには歴代のサッカー選手の紹介。
サッカーの神様「ペレ」

日本代表監督も務めた「ジーコ」も、

そして、入場ゲート。


「見学やから、ただ通るだけやろ。」
って思って歩いてたら、
不思議と色んな気持ちがこみ上げてきてん。
言葉では表現できない高揚感と全身の鳥肌。
やっぱ、自分サッカー好きなんやなって確信できました。
実際に世界のスーパースターたちが、
歩いた場所。
座ったベンチ。
プレーした芝生。


そんな場所が目の前に広がってる現実。
実際、現役でサッカーをやってた頃、
友達がやるからって始めたサッカーが、
高校選手権に出たいって思って、毎日を過ごしてたけど、
天然芝のピッチで公式戦をすることは人生で1回もなかった。
夢ってのはそんなに簡単に手に入るものじゃない、人生そんなあまくないって、本当の意味で打ちのめされた瞬間やった気がする。

練習が足りなかったのかもしれん、
仲間との関係が良くなかったのかもしれん、
努力の仕方が間違ってたのかもしれん、
色々考え出したらきりないけど、それは終わった話。
でも、ここのスタンドでピッチを眺めてたら、
子供の頃の気持ちが蘇ってくる。
自分もスターになれるんじゃないか?
このピッチでいつかプレーできるんじゃないか?
かっこいい。うまくなりたい。
僕にとっては今でも、そんな夢とか希望をあたえてくれる場所。
今でも、不思議とスタンドにいてると落ち着く。

大学の頃、試合を運営する側になって、試合なんて全く手の届かないところで、スーツ着て会場を走り回ってた。
一日中会場にいるのにほとんど試合も見れなかったり、
自分のチームの試合ですら見れなかったり、
ほんとに何をしに行ってたんやろって何回思ったか。
でも、会場を後にするとき、誰もいないスタンドでピッチを眺める瞬間がなぜか清々しかった気がする。
試合をしてるのはたった22人。
ボールは一つ。
足で蹴ってゴールに入れるだけ。
なんて単純なスポーツやろ。
でも、それだけ単純やからこそ、
誰でも参加できて、
誰でも楽しめるんやと思う。

約10万人収容出来るスタジアムは、今年のブラジルオリンピックでも活躍することでしょう!
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