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世界で一番きたかった場所。

  • masaru
  • 2016年2月15日
  • 読了時間: 5分

ブラジルのサルバドールに滞在中。

ここには、知る人ぞ知るある教会があるんです。

ここは僕の旅のテーマの、

通過点でもあり、最大の目的地でもある場所やねん。

お分かりの方は、気長に読んでください。

サルバドールは、ブラジルの海岸沿いの中部に位置する場所。

街並みも抜群に綺麗。

若干、キューバの街並みにも似た部分があるかな。

キューバより街は道路は整備されてるけど、治安悪いとこは、昼間でもちょっと怖い。

宿から目的の教会まで5キロちょっと。

バスでもいけるみたいやけど、

やっぱり、僕は歩いてしまう、、、

バスでいっちゃうと、地元の風景って一瞬で過ぎていっちゃうからもったいないって思ってまう。

海岸沿いのフットサルコートでは白熱の試合。

ギャラリーも結構いました。

さすがブラジル。

海岸沿いを歩いていきます。

歩いてる最中に、目があって声かけたブラジル人。

ポルトガル語わからへんけど、

大体の人が、親指立ててくれるか、ハングルーズの挨拶。

麦わら帽子にはタグが付いたまま、、、

なんでこんな簡単にコニュニケーションとれてまうんやろ。

こんな感覚でいるのは本当に羨ましい限り。

ボンフィン気に入ってくれたのか、機嫌よくスタスタ歩いて行った。

なんか、受け取ってくれた人が手首に巻いて街に消えていく姿が好き。

こうやって、街に溶け込んでいって、

「あの時日本人にもらったんやな。」

って見る度に思い出してくれたらって思うと嬉しくなってまう。

世界中に僕の一部が存在して、

それを人がつけてくれて、

笑ったり、泣いたり、喜んだり、

ってのをいつも同じ場所に存在する。

こんな気持ちは生まれて初めて。

宿を出て約2時間。

ようやく目的地に到着。

ここが、世界で一番行きたかった場所。

ボンフィン教会

僕が世界中で配ってる「ボンフィン」の発祥の地。

この教会はブラジルで奇跡の教会と言われてて、バイーア州の守護神として、毎日たくさんの人が訪れる場所。

サポートして頂いてる会社の名前も、「ボンフィン株式会社」

ここには来るべくして、きたようなものですね。

この教会では、入り口付近で色とりどりのボンフィンが売られてて、それを教会の柵にくくりつける風習があります。

このオレンジのおっちゃんたちがボンフィンを売ってるんやけど、

僕が、「自分のあるんだぜ!」

っていうなり、

「めっちゃええやん!俺にもくれ!」

とそれを持って、ボンフィン販売の同業者に自慢しに行ってくれた。

そうなると、同業者もそれを聞きつけて、

「俺も!俺も!」

もう子供状態。

ブラジル人のこういうとこほんま好きやわ!

ようやく、教会の前までやってこれた。

もう、ぎっしり。

くくる場所探すのが難しい。

ブラジルでも、この教会だけがこうやってボンフィンをくくりつけてるんやけど、

日本にボンフィンが入ってきたのは、サッカーのJリーグが開幕してから。

日本にプレーしに来たブラジル人の選手が、「勝利を祈願」して手首とか足首にこれを巻いているのを見て、注目を浴びて、サッカーショップで売られるようになったんよね。

僕が中学生ぐらいの頃は、結構流行ってて皆んなつけてたかな。

実は、

巻き方も決まってて、

巻きたい所に2周巻いて、3回結ぶ。

このリボンをつけている間はその人のお守りになって、自然に切れたら願い事が叶うとされてる物。

僕のボンフィンは2周まけない時もあるけど、、、

込めてる思いは一緒です。

受け取ってもらった人に幸せが訪れるように。

人の幸せは人の繋がりでつくりたい。

そんな思いです。

なんか、かっこよすぎて照れるけど、、、笑

まく場所とか色で意味が違ったり色々深い意味があるんよね。

託されてる「BONFIGO」のTシャツもしっかり来て、

自分のボンフィンもくくって来ました。

一本だけにしよって思ったけど、手もとに残ってるのが6本。

僕の家族も6人。

なんかの偶然かもしらんけど、

物事に偶然なんてないって思ってるから、

家族みんなの分も結んできました。

この中に6本くくったんやけど、、、

帰り際確認しに行ったら、6本全部見つけれへんかった。

もうジャングルですね。笑

これから、

世界一周する人、

サルバドールに行く人、

ブラジルに旅行する人、

僕がくくったボンフィン探せたら連絡ください。笑

この教会が潰れるまでそこにあり続けます。

「ボンフィン見つけました!!」

って連絡来たらすげー嬉しいな。

そんなにおっきい教会じゃないけど、今まで見た教会の中で一番心に残る教会やった。

そろそろ帰ろかなって思って、教会から背を向けたら、なぜか振り返りたくなる。

2度と来れない場所じゃないけど、すごい名残惜しい気がしたんよね。

僕がフィリピンにいてる時に何気なく、サッカー好きやし世界中の人に何かできへんかなって思って、思いついた「ボンフィンの旅」。

そっからボンフィンについて調べたら、

歴史的な背景とか、

実際に教会があるとか、

現地の人の拠り所になってるとか、

実際にそんな教会があるんやったら行くしかないでしょ!

って思って来てみたんやけど、

なんやろな、この感じ。

なんか幸せ。

今まで500本以上のボンフィンが僕の手から離れて行って、誰かが持っててくれてる。

そんな人の顔を思い出させてくれた。

もちろん、日本でこのプロジェクトに協力してもらった人たちも。

「Smile with project」

やりたいことに笑顔を添えて。

人生を笑って過ごしてほしい。

そんな思いでやってます。

3時間の滞在で、

名残惜しい教会を後にして、宿に向う途中、

いたるところにボンフィンがくくられてる。

ホテルの前。

家の門。

車のミラー。

現地の人たちに深く浸み込んでる教会なんやなって、感じれた。

僕が将来なんかやる時も入り口にボンフィンくくってもらうようにしよ!

って心に決めた瞬間でした。笑

ブラジル滞在も残り半月。

2月はほんまにすぐ終わっちゃう。

今日までの約100日。カバン無くなったり色々ハプニングはあったけど、今日まで無事に旅ができてるのも、これのお陰なんかもね。

残り約800本もボンフィン。

誰の手に渡るのか楽しみです。


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