2月20日から3月7日までの約2週間、ブラジルサンパウロ州の弓場農場ってとこで、農業の手伝いをさせてもらっててん。
サンパウロからバスに揺られて9時間。
ブラジルの田舎をひたすら内陸に進んでいくんやけど、
リオ、サンパウロ、サルバドール、とはまったく違う大自然が広がるんよね。
ほんで、到着した「弓場農場」。
ここは、日経の人が集団生活してて、皆んなで畑仕事をして自給自足の生活をしてる場所。
旅行者も受け入れてて、労働力を提供する代わりに、「宿」「食事」「洗濯」「作業着」「風呂」と生活に困らないものがお金を払わずに与えてもらえるんよね。
詳しいことは、実際に行って体感してください!!
ここでの生活で感じたこと、学んでことはほんとに山ほどあんねん。
ここに書ききれへんことから、
どう書いたらいいかわからへんことまで、
朝6時に朝食をとって、
7時から畑仕事、
トラクターに揺られて、開放的は畑の間をぬって仕事場まで向かうんやけど、この行き帰りの数十分が至福の時間。
地面のでこぼこを体で感じて、
照りつける太陽、
そしてに体に触れる風、
この自然と一体になる感じがやみつきになってもうた。
そこから見える風景はどこを切り取っても絵になる。
畑作業は時期と天候と収穫、、、いろんなことに左右されて多種多様。
出荷するものの収穫だったり、
雑草抜きだったり、
出荷のパック詰めだったり、
たった2週間の滞在やったけど、ほんとに色んな仕事をさせてもらえた。
オーストラリアのファームの仕事は収穫だけで、期間は長かったけど、一連の流れが見えずらい部分はかなりあったんやけど、
ここでの体験はそうじゃなかった。
仕事内容も、ある程度の決まりはあっても、自分たちでやり方を考えて、アイディアを出しながら進めていく自由度があったから、すごい積極的に働けたんよね。
懐かしのレモンちゃんたちにも会えました笑
畑作業が終わったら食堂に帰って食事。
女性たちが食事を用意してくれてるんよね。
ほんで、これがうますぎる。
自分たちが採ってきたものが食卓に並ぶこともあって、さらに美味しく感じる。
ほんで、またお昼から畑作業。
毎日この繰り返し、
汗かいて働いて、ご飯食べて、働いて、ご飯食べて、夜お酒を片手におしゃべりを楽しんで、蚊帳つきのベッドで就寝。
シンプルやけど、ほんまに贅沢な暮らしやと思う。
自分の足元に、食べるものがあって、
一人でできないことは助け合って生きて行く。
昔の日本がどんなだっだかわからへんけど、多分こんな感じで生活してたんかなって思わせてくれたんよね。
休み時間は、
食堂でゆっくりしたり、
子供達と遊んだり、
サッカーして遊んだり、
ほんとに贅沢な時間がいつも続く。
夕日はすごい綺麗で、
太陽が沈んだと思ったら、
次は星が出てきて、天の川が頭上に出てくる。
2週間はあっという間に終わったけど、毎日、一瞬一瞬が生きてることを感じることが出来たんよね。
ほんで、また次の日もトラクターに揺られて仕事に行く。
天候が悪くなって、停電になったんやけど、それはそれでよかった。
お風呂は蒔で沸かしてるからお湯が出るし、
電気がなくなっても、ロウソクをつける。
食堂もガス灯で対応。
みんなが工夫して生活してるここでは、どんなことがあっても乗り越えていけるんやろなって感じれた。
ほんで、やっぱり来てしまうのが、
お別れの時間。
旅には別れが付き物っていうけど、ほんまに苦手です。
言葉では伝えきれない「ありがとう」があるから、言葉の選び方に迷ってしまう。
多分、そんな思いが「ありがとう」の一言に詰まってるんやと思うんやけどね。
英語が喋れなかった時、「ありがとう」の続きが言いたいって思ったことあるけど、
恥ずかしいことに、日本語でもその続きをなんて言っていいかわかりません。
またどっかで会おうね!
っていって、また再開を楽しみにするんやけど、この瞬間ってやっぱり帰ってこうへんのよね。
再開できたら、「あの時たのしかったよね〜」
って思い出にふけるんやろうけど、
やっぱり、一番楽しかったのは再開じゃなくて出会った瞬間やと思うんよね。
最近はインターネットで調べ物とかブログとか、なんでもできてしまう。
ここの人は携帯電話をいじる姿なんてみせてない。
だから僕も、できるだけ使いたくなかった。
ネットなくても生きてはいける。
それにもっと楽しいこと、為になることを、目の前で逃してしまうかもしらん。って思ったら尚更使う気が起きなくなった。
旅に出てから、2週間更新しなかったのは初めてかもしらんけど、なくてもたいしたことはないやん。
そのお陰で、この2週間はほんとに色んな話ができた。
現地の人はもちろん、
旅行者とも、
子供とも、
ほんでワンコ達とも、
もし部屋にこもって携帯の画面とにらめっこしてたら、ここでの2週間はまた違ったものになってしまってたと思うし。
自然と生きるっていうのは、こういうことなのかもしらんね。
自然の中で人と人が協力して、生活に必要なことだけをシンプルにやっていく。
その中で楽しみを見つけて、楽しみをみんなで共有する。
それでは、2ヶ月半滞在した南米を3月11日出てヨーロッパへ飛びます。
初めの国はスペイン!