点から線へ
- masaru
- 2016年3月17日
- 読了時間: 4分

南米の旅が終わってそろそろ一週間経つな。
12日にサンパウロからモロッコ経由で、スペインのバレンシアに到着して。
旅の後半戦に入るのと同時に、いよいよヨーロッパ編が始まるってわけや。
今日までの流れ簡単に書いときます。
まずバレンシア。

電車の駅の横に闘牛場があるという、なかなか気合入ってる街。
なんも調べなしで来たんやけど、19日にお祭りがあるみたいですんごい賑わいでした。

ブラジルからヨーロッパきて、かなり雰囲気も気候も言葉も人種も変わって、なかなか対応に苦しんでます。
この前まで、「オブリガード」って連発してたのに、こっちは「グラシアス」でついついポルトガル語が出てしまったり、
朝晩寒くて、体調崩れかけたり、
物価がちょっと高く感じたり、
サッカーやってるスタイルが全然違ったり、
飛行機に半日乗ってただけで、こんなに変わるって当たり前やけど、不思議に思ってまう。
ほんで、3日間滞在したバレンシアから、マドリードに移動。

ここでは、大学の先輩がサッカーのお仕事で頑張ってるから、ちょっと会いにいってきてん。
ちょうどチャンピオンズリーグの時期やったから、広場ではアトレティコのサポーターが昼から騒いどったね。

ほんで、2日間だけ滞在して、ポルトガルのリスボンへ。
ちょっと足早に移動してるんやけど、、、

ポルトガルのリスボンでやりたいことがあるんよね。
リスボンで、
っていうより、
リスボンから、
やりたいことは、「カミーノ」って言われる巡礼。

カミーノ巡礼は、
ヨーロッパ各地から、スペインのサンティアゴにを目指して巡礼することをいうんやけど、
下の画像が各地からの巡礼ルート。

この中で、一番左下のリスボンから約800㎞って言われてる「ポルトガル人の道」ってのをあるこうと思ってんねん。
それの準備をしにリスボンに来たわけやけど、
ほんで、先にマドリード寄って先輩に再会する時に荷物をちょっと置かせてもらって、カバン軽くしたんよね。
他にやることって言ったら、
・地図の取得
・巡礼の行程
・巡礼手帳の取得
まぁこんなとこやから、サクッと済ませて体休めるつもりしてました。

その予定やってんけど、リスボン着いた日は疲れて寝てもうたから、あんまり下調べできんくて、
次の日、町歩きしたらおもろすぎて巡礼手帳買うぐらいしかできへんかって、、、

夜宿に帰って地図の手に入れ方調べたけど、、、
どうやら、リスボンからサンティアゴの地図はかなり入手困難なことがわかってもうた。
調べてみると、リスボンから巡礼始める人って少ないみたい、、、
一番多いのは「フランス人の道」
ポルトガル人の道は、ポルトからやる人がほとんどなんだとか、、、

でも、リスボンにいてるんやから、スタート地点変えるつもりなんてないから、
必死に調べて、マップにピン打ちまくってルート考えると、、
約25日。

25日歩きで800㎞。
いざ行程考えて出発目前ってなったら、かなり緊張してきた。
期待と不安。
1日平均したら30㎞。
できるのかいな。
でも、そもそも歩きの旅がしたくなったのは、自分の旅を自分らしくしたいって思いから。
やっぱり、世界一周っていっても都市を点々として、観光雑誌とか地球の歩き方とか見てそれをなぞって旅をすることが多くなってしまうんよね。
この国のこれが見たいとか、
この町のこれが食べたいとか、
そういった類のことが出発当時からなかったから、自分の旅の仕方がイマイチつかめてなかった時期もあって、、、
これじゃみんなと一緒で、
みんなと一緒なんやったら、僕がやらんでもいいやん。
って思ってしまったり。
ほんで、出発前から気になってた「サンティアゴ巡礼」
点の旅から線の旅に変えれたら、、、
多分自分らしい旅に変わる気がする。
旅って、
楽しいだけじゃないと思うねんな。
辛いことの方が多いと思う。
そのほとんどの辛さの中で、たまに覗かせる楽しさを思いっきり噛みしめるもんやと思う。
だから、「旅っていいな」って感じれるんやと思いたい。
暑い中汗かいて辛い思いした後のビールがうまいのと一緒や!
「旅は体を使って心を癒すもの」
こんな言葉をどっかで聞いた。
ほんまその通りや。
そんなわけで、歩きの旅を約1ヶ月始めます。
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