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知らんことを知るっちゅうこと

  • masaru
  • 2016年4月18日
  • 読了時間: 5分

知らんものを知る。

最近こんなことをよく考えるんやけど、、、

意識して考えてるってよりも、

無意識にそんなこと考えてもうてる、

まぁ考える時って無意識なことがほとんどやと思うけど笑。

「海外にいなかったら絶対気づけなかった!」

って海外で生活してる人とはこんな会話になることが多いんやけど、

間違いない。

日本で毎日同じ環境の中で、、

毎年、春夏秋冬を感じて、、

そんな生活の中では気づけないものは外の世界には山ほどないしね。

それは、多分自分が作り上げてた「常識」っていう小さな世界が全てやと思い込んでしまってたからやと思う。

僕もそうやった、

学生の時は授業を真面目に受けて、

テストではできるだけいい点を取るために勉強して、

大学卒業したら社会に入って仕事をする、

僕が高校3年の時の進路の選択は、

・高学歴大学

・サッカーが強い

この2つだけ、

いい大学入ってたら就職にも有利やろ。

サッカーやめる理由ないし、やるなら強いとこの方がいいやろ。

こんなやったしね笑

その選択が間違いって今は全く思わへんけど、今の自分やったらどうしてたんかな?って考える時もあるんよね。

ほんで、国を離れて自分が思い込んでた僕の頭中の「常識」をぶち壊してくれたのが、

「知らないことを知る」ってこと。

「人間の喜びはできなかったことができるようになる事」

っていってる人もいた。

キューバで、街の公園使って体育の授業やってたり、

ボリビアで親と一緒に暮らせない子供たちが想像をはるかに超える元気さを持ってたり、

ブラジルのストリートサッカーのレベルと意識の高さやったり、

こんなことは、挙げればきりがないぐらい、自分にとっての「初体験」が毎日のように舞い込んでくるんよね。

ほんで、今サンティアゴ巡礼が終わってマドリードに滞在してるんやけど、

まさしく都会。

個人的に旅中都会には長期滞在したいと思わへんねんけど、

そろそろ1週間ぐらい滞在してんねん。

それは、ここで頑張る人がいてるから。

その人の生活してるところがみたいから。

スペインのサッカーコートに一人だけいるアジア人。高校卒業後、サッカーで世界に挑戦する19歳の彼。

じゃなくて、、、

その子のエージェントをやってる、大学の先輩。

学生時代、サッカーの連盟で一緒させてもらって、卒業して単独でスペインに渡ってから3〜4年。

自分の思い描いてた仕事のスタイルを目指してマドリードで生活してるんやけど、

エージェントの仕事をしてる知り合いは彼が初めてやったから、くっついて色々勉強させてもらいたくて、都会に長期滞在させてもらってるんよ。

監督でも、コーチでもないのに、

食事中、寝る前、

いつも選手のことについて僕に話してくれる。

今日はどうだった、

この前いいプレーしてた、

あいつ伸び悩んでんねん、

僕が会ったこともない選手のことをよく話す。

挙げ句の果てには、寝言でも選手の話。これには驚いた。

この仕事がほんま好きなんやな。

って心から思える。

エージェント業だけなら、選手をチームに紹介してお金もらって、家で寝ててもいいのに、

お金と時間使って、レンタカーで会場まで足を運んで、選手とコミュニケーションを密にしてんねん。

憧れる生き方してはるなって素直に思う。

これも、僕にとっては、

「知らなかったことを知る」ってことになる

何物にも代えがたい経験。ほんまにありがたい。

ほんで、ブログの初めに書いたけど、

「海外にいなかったら絶対気づけなかった!」

ってことやけど、、、

それはほんまにそうなんか?

日本から出たことがない人は、気づけないのか?

もちろん、実際に目で見て肌で感じるに越したことはないけど、、、

海外に出なくて気づくことはあると思ねん。

海外出てる人が気づけないこともあるやろうし。

「海外にいなかったら絶対気づけなかった!」

ってのは、新しい景色を見たからやと思い込んでる人がすごい多い気がする。

でも、そう言ってる人たちは、

「新しい景色」をみたんじゃなくて、

「今までと違う見方ができる目」を手にいれたんじゃないかなって思うんよね。

物事を一つの角度からじゃなく、いろんな角度から、

例えば「貧困」

メディアで見ていたのと、現地で見るのと、実際に感じて、自分の心と会話して、

答えのない答えを探し出そうとして、今まで考えつかなかった自分なりの答えを導き出して、

ほんで、またぶち壊されて、答え出して、

その繰り返しで、気が付いたら「新しい物を見れる目」になっていったんちゃうかな。

そういう意識で生活してる人は、国内・国外関係なく色んなことを考えて知っていくんじゃないかなって思う。

知らなんことを知る。

日本には「知らぬが仏」って言葉もあるけど、知ってしまったり、知りたくなったら止められへん時ってあるんよね。

ほんで、新しい事を知った時に起きる現象は、

「考える」って事。

「考えてしまう」って方が自然かも。

答えのない答えを必死でちっこい頭で考える。

そしてたら、またわからん事にぶちあたる、

そのわからん事を調べて、

わかった気になってたら、

それはほんの一部やった事に気づかされて、

また広い世界に連れて行かれる、

なんか精神世界の話っぽくてややこしいけど、そう考えてしまうのは自分やし仕方ないな笑。

ある人がこんな事いってた。

「考える人は強い。10000個の中に正解が5つだけしかなくて、1日1個考える人は5つの答えを出すまでに30年ぐらい掛かってしまう。でも、1日10個考える人はたった3年で5つの答えを導き出せる。だから考える人は強い。」

もっともやと思う。

学生の頃、何かと考え込んでしまう自分が嫌で、その考え込んでる事にまた考え込んでる時期があったんやけど、

この言葉に出会ってから、無駄な事やと思っててもひたすらのめり込むようになったんよね笑

それがどうなるかはわからんけど、自分の心がそうさせてるんやから手ぶらで付いて行くのもありかも。

「知らない事を知る」

って話からすごい脱線した感はあるけど、毎日起きる目の前の事に、自分の思う素直な気持ちでついていこうと思います。

自分が物知りと思ってる人は、 自分が物知りじゃない人と思ってる人より、物知りではない。

昔の賢者ソクラテスがいった言葉。

要するに、

自分まだまだやな!

いつもスタートは今の自分やな!

って思って生きていきなさいってメッセージなんやと思います。

また僕の好きな言葉が一つ増えました。


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