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お金の使い方。

マラケシュ最終日。

明日からワルザザードってとこに移動。

初日に自称ガイドとの喧嘩に始まって、もう3日目。

ヨーロッパでの気候に慣れてしまったのもあって、若干夏バテっぽいから朝食いただいてから、夕方まで宿でゆっくりしてたんよね。

ほんで、明日ここ出るから、

バスのチケット買いにバス停まで行って景色のいい店で夕日待ちでもしよかなって思ったわけ。

夕暮れにはちょっと早かったからそんなに人おらんかった。

日中はツアーに行ったり、

暑いから皆んな広場にはあんまり来てないみたい。

夕方が近づくにつれて人も多くなってきて、人間観察が面白くなってくる景色に変わってきたで〜〜

馬車が行き交ったり、

屋台の準備が始まり出したり、

音楽も聞こえ出して、

日が暮れるにつれて活気が増す広場。

ほんで、気なってしまった事。

それは、、、

猿使い vs 観光客

蛇遣い vs 観光客

海外から来る観光客からしたら、猿も蛇も興味を引いて、ついつい足止めてしまうんやけど、、、

気になったのは、お金のやり取り。

一連の流れは、、、

猿使い「は〜い。お猿さん可愛いでしょ!ちょっと触ってみない?」

客「いや〜いいよ〜」

猿使い「そっか〜どっから来たの?はじめまして。」

客「フランスからきたよ〜」

握手した瞬間に猿が肩に乗ってくるシステム。

猿使い「意外と可愛いでしょ!よかったら写真撮っていいよ!」

客「せっかくだったら撮ってもらうか!」

猿使い・客「イェーイ!」

猿使い「一人500円です。」

客「聞いてないよ!」

猿使い「金払うのは当たり前だろ。こっちは仕事なんだからさ!」

客「お前ら勝手に乗っけてきたじゃないか!」

って会話が聞こえてきそう。

しぶしぶお金を払う人、

断固拒否して払わない人、

そもそもお金持ってない人、

いろんな人がいたけど、なんか寂しいな。

撮影中はこんなに楽しそうやのに。

お金の話になったら急に言い合い。

中には「お釣りなんていらねぇ〜よ」とかいって、怒って歩き出す人。

お釣り渡さんでよくてラッキーって顔してる使い手も、、、

猿はそんな事気にもせず日陰でのんびり。

なんか色々おかしくなってもうてんな〜

もちろん、モロッコの人全員がこうなわけじゃない。

なぜか毎日夜出歩くとばったり出会う若者は、夜な夜なカードゲーム教えてもらったり。

毎日通う屋台のジュース屋のおっちゃんたちは、「今日もありがとう!」っていってサービスしてくれるし、

道路の脇で一緒にサッカーした少年たちも言葉通じへんなりに、楽しい時間を過ごしてくれた。

お金を稼ごうとすると人はこうも変わってしまうんかいな?

その人たちの生活のためには、あれぐらいがっつり観光客めがけて商売しないと成り立たへんのかもしらん。

観光客もみんなお金に余裕があるかなんてわからへん。

ってことは初対面の人同士なんて、何もわからんやん。

相手がどうとか?

どんな気持ちかとか?

こんな時一番いいのは、お互いが納得して笑顔で清々しい気持ちになれればいいと思う。

方法は色々あるわな。

でも、こんなこと考えてしまってる僕は日本人で、日本人の大阪育ちの頭でしか物事考えれてないんかもなぁ〜

とかも思ってしまったり。

気がつけば太陽は地平線に消えかけてる。

世の中に元々なかった「お金」

初めは物々交換やん。

俺魚持ってるけど、肉ないから交換してくれよ!

みたいなノリやん!

ほんで、今日魚いっぱいとれたからよかったら食べてや!いつも肉ありがとうな!

みたいなノリやったはずやん!

それがさ、毎回面倒やな〜ってなって、

肉とか魚とかを貝殻とか細かいものに変えてやりやすくして、

お金ってものになったんやろ。

要するに「お金=信頼」ちゃうんかいな?

「蛇とか猿とか触ったことある?よかったら触ってみいへん?」

使い手たちがほんまにその思いで観光客に接してたら、やり方は随分違うものになったと思う。

「蛇とか猿とか触ったことないから、ちょっと触らせてもらっていい?」

観光客がほんまにその思いで使い手たちに接してたら、感謝の伝え方はもっと違ったかもしらん。

極論言えば、それがお金じゃなくてもいいかもしらん。

500円渡しても、結局その500円で飯食うんやったら、500円分の食事ご馳走するのも一緒やん。

まぁ飯食うタイミングは自分で決めたいけどね笑

でも、最近はお金が全てになってると思う。

もちろんお金は必要やし。

ほんで、現金からクレジットに変わってる。

銀行口座の通帳に記載されてる金額は、お金じゃなくて、

その額を持ってる証明なだけ。

お金→信頼

だけ見てしまうと、26歳の一般成人男性からすれば僕の信頼度は低そうやけど、、、笑

でも、お金=信頼ってことは、逆もしかりで、

信頼→お金も成り立つ。

ジュース屋のおっちゃんは毎日2回通う僕に「信頼」してくれたのかもしらん。それがお金を通り越した結果、一杯サービスしてくれたんやと思いたい。

お金お金って言われる時代で、

出会った人を大切にするのは、お金よりも価値のあるものって信じたい。

予想通りマラケシュはめちゃくちゃ勉強になる場所やったな。

夜になると、ミュージシャン vs 観光客が繰り広げられる。

賑やかな街でした。


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