強烈な自然
- masaru
- 2016年5月7日
- 読了時間: 3分
アフリカ大陸北部にドッカンと存在するサハラ砂漠。
モロッコに来た理由は、これを自分の目で見たかったからやねん。
日本にいたら砂漠っていったら、観光地になってる「鳥取砂丘」かな。
なんかご縁あって鳥取砂丘は、何故か3回も訪問してる笑
確かに、あそこも広くて歩くのもなかなかしんどいんやけど、観光として扱われてる感があるから、本物を見たかったんよね。

ティネリールからグランドタクシーで数時間、ひたすらこんな道を走る。
行く前に事前に砂漠について調べてたんよね。
どうやら、砂漠ってのは、
「水分が蒸発する量が、降水量を上回る場所」
のことを言うみたい。
ほんで、それを元に地球の陸地で砂漠地帯ってのを換算したら、三分の一が砂漠地帯なんやと。
日本もヒマラヤ山脈がなかったら、砂漠になってた可能性があるとかないとか。
ほんで、メルズーガっていう砂漠の入り口にあたる場所に到着。
ラクダの到着を待って、出発。

どんどん、町から離れていって、目の前は一面砂丘。
この時期はゴールデンウィークで日本の人が多くて、なんか新鮮でした。

ほんで、ツアーにはマチュピチュの宿で一瞬やった彼も。

お互いモロッコにいるのはわかってたけど、まさかなんの連絡もとらずに宿が一緒になるなんて。
かなり感動的な再会。
足首にはボンフィンが巻かれてて、すげー嬉しかったな。
そんなメンバーでラクダに揺られる。

目の前の砂丘に魅了されてて、ちょっと振り返ったら町は遥か遠く。
他にもラクダの御一行がそれぞれのキャンプ地を目指して行進中。

美しい。
なんか、嘘みたいな世界。
大きい砂丘を越えたら、振り返っても町はなくて、砂で支配された世界。

砂漠はなんで出来たのか?
そんな疑問にぶち当たった。
地球温暖化で気温が上がって、
砂漠地帯が広がったり、
氷河が溶け出したり、
植物が育ちにくくなったり、
色々聞くことは多いけど、

色々調べてみたら、
そもそも砂漠地帯ってのは、赤道を挟んで南北に広がってるみたいで、自然の一つの顔らしい。
でも、やっぱりその一帯が広がりだしてるのは、人間の生活の影響があるみたい。

もちろん砂漠地帯にも川は流れてたり、オアシスって言われるものもある。
その近くに人とか動物が集まって、生活が始まったみたいやけど、
動物は体一つで生きていけるけど、人は場所をとどめて、道具を持たないと生活ができへんから、
人は水源の近くに文明を発展させていったわけで、、、

そこで、
水を汲み上げて、
木を切り出して、
動物を狩りに行って、
そんなことから始まったはずやのに、よくも悪くも文明がどんどん発展していって、
より便利に、
より楽に、
より快適に、
生活するために、知らず知らずの内に本当に大切なものすらも失ってもうてるんかもしらん。
気がついた頃には、人間が作り出した流れすら自分自身で止めることができなくなってもうてたり、、、
砂漠で生きていけへんのに、人間が温暖化を早めて、自分たちが生きていけへん場所が増えていってることを知らなかったりする。

今まで、自分がそんなことも全く分からずに、
色んな物消費してゴミを出して、
必要以上の物を欲しがって、
使える物も買い変えて、
周りの言われるがままに、
そうやって生きてたことに少し残念な気もする。
自然は僕らに話しかけることはないけど、聞こえへん声で語りかけてくる。
そんな砂漠は、「絶望的で美しい」
自然の美しさと過酷さ、生きる物へのメッセージが強烈すぎて、
自分の目で見れて本当に良かった。
そんな砂漠から、たくさんのメッセージをもらえた。
それは、
本当に必要な物を大切にする事やったり、
物以外から自分を満たす方法やったり、
これからの旅、これから生活する上で大切なことを教えてもらえた。

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