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時間の使い方。

  • masaru
  • 2016年5月27日
  • 読了時間: 6分

3月11日ブラジル・サンパウロから、スペイン・バレンシアに入ってから、そろそろ6月やん。

ほんで、今ヨーロッパ最後の国ギリシャに来とります。

ドイツのシュツットガルト空港に前日の夕方にバスでついて、1日空港泊。

次の日夕方のフライトやったから、天気よかったら街まで出て散策しようと思ったけど、、、

あいにくの雨、

パリもドイツもずっと天気悪かったな〜

寒いし、、、

でも各地で頑張る友達に会いに来るのが目的やから、大満足やね。

そんな人たちに会うと、自分も頑張らなあかんな!

って気持ちにさせられるんよね。

旅も残り4分の1ぐらいやから、日本帰ってからのこともぼんやり頭の片隅にある今日この頃。

夕方まで、空港で待ってギリシャアテネへ!

いつも、移動の時決まって座ってる場所が、「窓際」

バスでも、

電車でも、

飛行機でも、

数百円で外の景色見れるんなら、節約してる旅行といっても譲れへんねんな。

「お金払ってでも窓際」

これが、僕の移動の掟。笑

特に飛行機で窓際座る時は、毎回心踊らせて飛行機のるんよな。

ずーっと外見てワクワクしてるから、前誰かに「子供みたいやん!」

って言われたけど、それでいいねん。

トイレ行く時、気つかうやん。

乗り降り面倒やん。

お金かかるやん。

関係ないよね!

人が重力に逆らって夢を追いかけた空。

その空からの景色が観れるのに、見ないわけにいかんやん。

たとえ、雲に覆われて大地を見れんくても、同じ雲はないし、雲の表情を変える。

そんな時間が僕は大好きなんよな。

他にも、旅を続けるとこれだけは譲れへんな!

ってことがちょくちょく出てくる。

・移動は窓際。

・カフェでのコーヒータイム。

・テラスのある宿。

・ゴミは絶対出さない。

・ベッドのシーツは絶対畳んで宿を後にする。

まだありそうやけど、、、

今のとこ、こんな感じかな。

アテネに夜ついて、宿で1泊。

翌日、街を散策。

明日、アテネを後にして、エーゲ海の島を繋いで、トルコに行くから街歩きできるのは今日だけ。

西ヨーロッパの街とは雰囲気がちょっと違って、大規模なカフェがいたるところにあるねん。

車道と歩道が狭くて、カフェがでかい。

そうやって街を歩いてると、その街・その国が「何」を大切にしてきたか、ってのがわかる気がする。

都会にいくと大体どこの国も同じような感じなんやけど、ここは違った。

古代ギリシャ人の「完璧」ってのは、

「美」「肉体」「知性」これを持ち合わす人が完璧な人と言われた。

こういうとこで、いろんな話しして「知識」を交換して知的な人間になろうとしてきたんやろな。

今は、エーゲ海にバケーションとかハネムーンに行く観光客がほとんどやろうけど、

こういうのが今も残る文化ってやつなんやろな。

高台に上ったら、アテネの街の大きさと発展の様子がよくわかる。

高い建物がなくて、白と青を基調にした建物たち。

これだけ、建物があって綺麗に見えるのはそのおかげかな。

とは言っても、

街には緑があふれんばかりあるんよね。

マンションのテラスは、緑があふれてる。

あふれ過ぎてる。笑

テラスに木育ててるって本気やな。

ここには空からやったらわからへん、街のもう一つの顔があるんやな。

こうやって、短い滞在でその国を知るのは「ひたすらあてもなく歩く」事が必要不可欠。

それで、街の人と話す事。

ほんで、アテネの代名詞、「パルテノン神殿」が街のど真ん中に佇む。

これは、宿のテラスから見える景色。

ここでも宿選びが正解した。

朝日、夕日、夜景が寝室から階段を登れば広がるってすげー贅沢やん。

次は、オリンピック発祥の場所、オリンピックスタジアム。

もともとスポーツ競技者の僕からしたら、かなり興味深い場所。

サッカーが世界で一番やられてるスポーツって言われてるけど、

すべての運動競技がここから始まったと思うと、その空気感に圧倒されて、ひたすら競技場の上段に座って、ただただ眺める事しか出来へんかったな。

歴史とか考え方とか勉強してたら、、、

「男は鍛えなあかんな!」

って本気で思わされた。

この夜、宿のベッドで軽く腹筋してしまった自分がいる笑。

親からもらったこの体、怠けて衰えていくだけなんてもったいないわな!

60・70歳なっても動く体を作りたい。

これが僕の一生かけてやりたい事の一つになるそう。

アクロポリスに堂々と存在する、パルテノン神殿。

いつからかわからんけど、この名前は知ってたな。

何がきっかけやったんか知らんけど、いつの間にか刷り込まれてた名前。

正面はあいにくの工事中。

裏は綺麗にそれらしい顔をしてた。

当時、大量の大理石を使って建てられたこの場所。

建設から完成まで、16年。

紀元前431年に建てられてから、約2500年、今でもその形を保ったままギリシャの象徴になってる。

そう考えると、バルセロナのサグラダファミリアはどうやって未来に語り継がれていくんやろな?

オリンピックスタジアムも、

パルテノン神殿も、

その他の遺跡も、

当時2000年以上前に人が作って、そこで生きた人がいるって考えると、過去からの贈り物な気がしてやまない。

アテネの一帯は、地盤を掘り返して工事するたびに遺跡が出てきて、なかなか建設が進まないとかいう信じられへん状況らしい。

右側は線路、

その横は遺跡、

ほんで、歩道とカフェ、

多分、今歩いてる下にもなんかあるんやろな。

考えられへん。

一日中散策して宿に帰り着いて、夕日をゆっくり見て、2ユーロのケバブ食って、、、

そうこうしてるうちに、神殿に光がともり始める。

屋上にあるバーで一杯だけ、ギリシャのビール飲んでたら、宿泊者が続々登場。

みんな考えてること一緒やな。

アルゼンチンから来た青年がギターを弾き始めたんよね。

ここに集まった旅行者は、僕と店員さん以外スペイン語圏の人。

アルゼンチン、

チリ、

スペイン、

店員さんもスペイン語話せる、

僕はほんまちょっとのスペイン語、

完全アウェーな状況も、旅行者同士の会話はなんとなく同じような空気感を作って、話せない僕がそこにいてても居心地良かったんよね。

スペインの音楽、

アルゼンチンの音楽、

日本のカラオケの話になって、日本の曲を歌ったり、、、笑

一杯で終わるはずのビールもなんだかんだ2杯目に突入。

その場のメインになってたはずの音楽も、いつの間にかBGMに変わって会話を弾ませてくれてた。

こうやって、深夜2時までパルテノン神殿を背に音楽と会話に浸る最高の夜。

旅が長くなってきて、最近ちょっと疲れてきたんやけど、、、

動くことの大切さを身にしみて感じさせてくれた。

昼間ちょっと散歩して、夕方には宿に帰って日が暮れたら寝る。

ってのもいいけど、自分が止まってたら起こる出来事は少ない。

興味ないことでも、とりあえず首を突っ込んでみる。それで面白くなかったら今後突っ込まんかったらいいだけの事。

自分の見たい景色だけ見てたら、違う世界を見ることが出来へんやん。知らん世界、違う世界に自分が好きな空間、雰囲気、があっても自分の好きなことしか入ってこうへん。

好きなことだけするのもありやとも思うけど、

「それだけでいいんか?」

って自分に尋ねたら、僕の場合、

「No!」

が返ってくる。

時には、「とりあえず」も大切なんかも知らんね。

時間の使い方を教えて貰った。

そうやって、アテネの夜は更けていくのでした。


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