やりたいことはできへんかったけど、、、
- masaru
- 2016年7月2日
- 読了時間: 4分

ネパールからの国境越えバス移動。土砂崩れってハプニングから始まったインドの旅も終わった。

何回も言うけど、、、
インドで何もできへんかったな。
何回でも言うけど、、、
インドでなんもできへんかったな。
デリーでの車レンタル作戦も見事失敗。
コルカタのマザーハウスの手伝いも休み。
バラナシで沐浴したからか3日間高熱。
アーグラからの電車乗り過ごす。
最後は、旅でずっと履き続けて味でまくってたデニムを宿に置いてきた。
ほんま盛りだくさんやわ!
自分のミスやん!
って言ってしまえば半分以上そうなんやけど、、、
そうじゃないねん笑
ストーリーがありすぎて書ききれへんねん笑
そんなこと、気にもしてない牛たち。

当たり前や!
神様やからな!
道ふさいでおばちゃんに叩かれてたの見てもうたけどな。
猿も木から落ちる。
神も木で叩かれる。
牛おらんなったなー
って思ってたら、ごみの山にいつも溜まってる犬じゃない猿の群れ。

沐浴でダメージ食らってる僕をよそ目にヤクは超気持ちよさそうやし。

それを見守るヤギもおるし。

それに見惚れてたら牛の糞踏みそうになるし。
僕らが避けて歩いてる牛の糞がなぜか子供達の泥遊びの道具になってるし。
壁にアートみたいなってたで。
なんか動物ばっかやん!
って思ってたら公園で必死こいて凧揚げしてる、ええ歳した大人たちがいるし、
「木に凧引っかかって取れねーんだよ」
って笑ってるし、

でも、お祈りの時だけは個性強すぎるインド人が一体になって祈ってる。
宗教の力どんだけやねん。
多分インド人を束ねる方法は宗教以外にありえへんと思う。

そんなインドの旅でも、アーグラのタージマハールはほんまに美しかった。
工事中ではあるけどな!笑

でもね、、、
今回の旅は一人じゃなかった。
純平という最高のパートナーと一緒に旅をできたこと。それは僕のネパールとインドの旅を輝かせてくれた。
素敵な財産になった!

僕の取り止めもない疑問を全面から受け止めてくれて、彼なりの答えを投げかけてくれてん。
一人でこんだけできへんことあったら滅入ってるけど、二人でいると笑い飛ばせる場面がいっぱいあったんよな。
まぁ体調悪かった3日間は笑えへんかったけど笑
たまたまネパールで僕がトレッキングのパートナー探してナンパしただけなんやけど、なかなかノリとソリがあった。
物乞いしてきた子に、僕と二人して想いを伝えてみたりもした。
彼は英語が喋れない。
それやったら僕たちは日本語で。

この日はちょうどインドの貧困について議論してた最中やった。
少年は寂しそうな顔で、
「写真撮っていいよ。」
と言ってくる。
写真取る代わりに何か食べるものかお金ちょうだい。
ってのはよくある話。
そんなことはわかってカメラ構えてん。
「おい!写真撮って欲しいんやろ?じゃぁもっといい顔のほうがいいやん!」
「ほら笑えるやん!人と話す時もなんか物もらいたい時も、その笑顔わすれんなよ!」
もちろん意思疎通はできてない。
僕らは食べのも持ってない。
お金もインドルピーはあとわずか。
ボンフィンだけ渡してあげた。

「あれでよかったんかな?」
「あれでよかったんすかね?これってインドの問題じゃないんですか?」
「でも地球の問題やろ。」
「そもそも何が問題なんすかね?」
「なんなんやろな?」
答えのない問いをお互いにぶつけ合う。
二人であーでもない、こーでもない、ってでたそれっぽい答えが、
「僕たちらしさ。自分らしさ」
そう思うことしかできへんのよな。
少年からは目に見える「何か」はもらってないけど、目に見えない「自分らしさの答え」を出すきっかけをもらえたんよな、、、実は。
でもあそこでお金あげてたらまた答えは違ったものになったかもしらんわな。
どんなことでも、自分で決めたことは、
「これがよかったんや!」
って胸張って生きていきたい。
だからこの一件はこれが正解!
まぁ僕らはこんな毎日を過ごしてたわけ。
純平は、
僕に持ってない明るさを持ってて、
知識人で、
探究心あって、
勉強家で、
ちょっと説明が下手くそ。
ほんで実は日本料理人。

素敵な個性だ!
日本で生きてると、「個性」って見えずらくなる。
それに「短所」ってなったら隠すように生きていかないと、生きずらくなってしまう。

でも、「長所」と「短所」は日本とか世間って言われる常識ってフィルターを通して長いか短いか決まってるんよな。
例えば、
計画立てるのが苦手。「短所」
でも裏を返せば行き当たりばったりでなんとか解決できる長所でもあるやん。
長所と短所は表裏一体。
じゃぁ長所でも短所でもないやん!
「個性やん!」
インドでの旅、、、
やりたいことはできへんかったし、
行きたかったとこも行けへんかったかもしらん、
でも、、、
やるべきことはやれたし、
行くべきとこにも行けた。
ありがと!純平!
最後のお別れの握手痛かったよ!

よし!
インド終わり!
次タイ!
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