7月27日に日本に到着。
あれからもう2週間。
日本では時間が流れるのがめちゃめちゃ早い。
帰国して、唯一の自分の中の変化は、コンビニで、
「あの〜すいません。」
が出えへんかった事ぐらい笑
出発前に頑張って作ったHPも旅が進むにつれてそれっぽくなっていって、やっと完成。
完成したと思ったら、旅が終わってるんよな。
帰国してすぐ書きたかったけど、
いざ最後のブログ書くぞ!
ってなってパソコン立ち上げても、なんか書けへんかったんよな。
理由は色々あるんやろうけど、
多分一番は、色々ありすぎて整理がついてなかったんやろな。
帰ってきて、
「世界一周どうやった?」
って聞かれたら、、、
「一言で言えへんけど、最高に良かった。」
これぐらいしか言えへん。
「何が良かったん?」
って言われても、答えきれへんし書ききれへん。
でも、今ならなんとなくかける気がしたから、書いてみるわな。
その前に、訪れた国で一番印象に残ってる写真とストーリーおさらい。
1カ国目。韓国。
飛行機で数時間の国、韓国世界一周に出発したとは思えへんぐらいの近さ。日本とほとんど一緒。ちょっと顔が違って、言葉が違う。英語も日本語も通じない中で一人チヂミ食ってたら、横に座ってたおばちゃんが、「一緒に食べようよ!」って言ってくれて優しさに触れた瞬間。
2カ国目。カナダ。
街並みも、オーロラも、大自然も、どれも最高によかったけど、一番の思い出は、初日に出会ったバンクーバーでのサプライズプロポーズに立ち会った事。愛し合う二人が喜びで涙を流しながら、綺麗なキスをしてた。いつまでも見ていたい幸せの瞬間。
3カ国目。アメリカ。
訪れたのはアメリカのシアトルだけ。マリファナが合法の街はどうなっとんねん?って思っていってみたんやけど、それ以上に強烈な印象を残してくれたのは、彼、名前は「ミック」小柄な体でギターで引き方る心地いい歌声に魅了された。
4カ国目。キューバ。
1週間の滞在で国内巡ろうと思ったけど、ハバナがあまりにも刺激的で動けなかった国。いたるところにゲバラの肖像画が描かれてる街並み。毎日起こるハプニングという名のイベント。そんな1日のイベントを旅行者と語ったアニータの家のベランダ。
5カ国目。メキシコ。
カバンロストから始まったカンクンの滞在。1日空港に直談判しに行った事もあったな。でも、今まで全く知らんかった「セノーテ」っていう鍾乳洞に溜まる地下水。シューノーケリングで水中から見上げる光のカーテンが神秘的やった。
6カ国目。ペルー。
ペルーといえば、ナスカの地上絵、マチュピチュ、クスコの街並み、やと思うけど、僕の一番の思い出は標高3000mでやった7人制サッカー。こんなにしんどい15分ハーフのゲームは人生で初めてやったな。
7カ国目。ボリビア。
ボリビアといえば、ウユニ!やろうな。でも僕は違った。もちろんウユニも南米の絶景で群を抜いて印象的やった。でも、コチャバンバの友達に会いに行って、親のいない子供達がクラス施設で毎日遊びに行ったのが僕の宝物。
8カ国目。パラグアイ。
ここは世界一周でブラジルに立ち寄る人が、ビザを取りに来るだけで通り過ぎる国。そこで立ち寄ったイグアス居住地っていう日本人の移民の人が街を耕した場所。どこまでも広がる大豆畑。移民の園田さんに聞いた話し。ここに行って良かった。
9カ国目。ブラジル。
リオデジャネイロ、サンパウロ、サルバドール、と回ったけど、ここ弓場農場での生活が僕のこの後の旅を大きく変えてくれた。自分の足元に食べるのもがある。人が助け合って暮らすスタイル。日本では難しいかも知らんけど、これを知れたのはほんとに良かった。そして旅行者のみんなにも恵まれて素敵な2週間を過ごせた。
10日国目。ポルトガル。
ここでの思い出は間違いなく巡礼。ポルトガルのリスボンからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの600km。ほんまにたくさんの出会いと愛情をもらえた。英語もスペイン語も話せない人たちとコミュニケーションをとる毎日。世界共通語は「英語」じゃなくて「思い」なんやと知ることができた。
11カ国目。スペイン。
スペインは合計1ヶ月ぐらい滞在して、友人宅にお世話になって、サッカーの文化に触れた毎日やったけど、一番の思い出は、巡礼のゴール地点のサンティアゴ・デ・コンポステーラの教会で毎日開かれる、巡礼者へのミサ。無宗教の僕ですら、その瞬間はカトリックになってたかもしらん。
12カ国目。モロッコ。
3週間の滞在。マラケシュ、ワルサザード、トドラ渓谷、サハラ砂漠、シャウエン、と旅を進めて旅の後半に訪れた「世界最大の迷宮都市フェズ」ここが僕の一番のお気に入りの場所。特に何をしたってわけじゃないけど、入り口にあるカフェでオレンジジュース毎日飲んでたら、日を重ねるごとに増えて行く友達。2泊のつもりが1週間ぐらい滞在してたな。
13カ国目。フランス。
前の会社の同期に会いにいっただけのフランス・パリ。モロッコとのギャップにやられて毎日あたふたしてたな。モンマルトルの丘にいった時にフリースタイルフットボーラーに出会えた。それまではYoutubeで見てただけの人やったけど、それが目の前にいる感動。ネットの中の人が目の前にいた友達に変わった。
14カ国目。ドイツ。
ドイツも友達に会ってさらっと抜ける予定。それがたまたま、「日本デー」っていう日本のイベントの人だだ被りになってた。街中はアニメキャラのコスプレ、ステージでは日本舞踊、カフェでは欧米人の着物姿、異様過ぎた。そんな人混みの中に見え隠れする「海軍」の背中。日本のアニメ文化は国境を超え始めてる。
15カ国目。ギリシャ。
モロッコで砂漠やらオアシスやら見た後で、フランス、ドイツで先進国の街並みを見てたら、「地球ってなんでできたんや?」「歴史ってなんや?」って思うようになって、ギリシャ神話について興味が出てきた。紀元前の建造物が今も残るアテネ。街を開発しようと掘り進めていったら、遺跡がでてきて工事にならへんのだとか、、、恐るべきギリシャ。
16カ国目。トルコ。
エーゲ海から海路での国境越えを失敗して、アテネからイスタンブールに行くことになったから、滞在3日。特に観光もしてなくて、宿で出会ったリュウシさんの朝から夕方までビール片手に話してた記憶しかない笑。ってことで写真はとりあえずブルーモスク。
17カ国目。ネパール。
ここでの思い出は、間違いなくアンナプルナトレッキング。ただ山を歩いていくだけじゃなくて、ジュンペイと歩いて夜は語り合う。下山の2日間は熱っぽくて大変やったけど、2人で歩けたことは最高の思い出やな!
18カ国目。インド。
デリー、コルカタ、バラナシ、アグラー4つの都市を回ったけど、まぁやりたいことが半分も出来へんかった。デリーで車レンタルできんくて、コルカタでマザーハウスはボランティア休みで、バラナシで高熱、アグラーからデリーの帰りの電車に乗り遅れる。でも、人が面白かった。この女の子、電車のホームで笑顔で上から物乞いをしてくる。愛嬌の塊。これだけ笑顔ふりまけたら、何があっても強く愛されて生きていけるんやろな。
19カ国目。タイ。
タイでの思い出は、チェンマイでオーストラリアの友達に再会したことかな。さちとみなみ。その夜のナイトマーケットが一番の思い出、こんな感じのマーケットが毎週日曜日にある。日本でもこんなのがあってもいいなって思う。ハンドメイドで自分にしか作れないものを人に買ってもらう。出来ないことはそんなにないと思う。
20カ国目。カンボジア。
アンコールワットに行く途中の道で、自転車3人乗りしてる小学生とチャリレース。アジアの子供はほんとに無邪気でかわいい。カメラ向けたら絶対ピース!遺跡も夕日も綺麗やったけど、この子達の笑顔には負けるな。
21カ国目。フィリピン。
僕がちょうど1年前に英語の勉強をした先生と友達に会いに行ったから、写真はこれぐらいしかない。1年たってもみんな元気そうで帰ってきたい場所になった。これからフィリピン行ったら絶対立ち寄る場所やろな。
22カ国目。台湾。
地球を東回りで旅したら、最後アジアになって日本が近づいてくるのがすごいよくわかるんよね。悪くないんやけど、日本に帰った時に感動が少ない気がする。台湾の観光地は日本語通じるし、食はうまいし、街は綺麗、そんなことを感じながら、九份で夕日を見ながら旅の終わりを振り返ってた。
22カ国。途中ちょっと寄った国を合わせたら、アルゼンチン、ミャンマーで24カ国。旅の前に働いてたオーストラリアを入れたら25カ国。
2年前まで、一人で海外なんて行ったことないのに、2年経てば25カ国も行ってもうてる。
2年後の自分すら想像がつかんな笑。
ほんで、
この旅で何が良かったか?
この旅で何を学んだか?
挙げるとするなら3つ。
・簡単に人は変わらない。
・知らないことを知る喜び。
・地球規模で生きて行く。
こんな感じやと思う。
簡単に人は変わらない。
引っ込み思案な自分。失敗を恐れる自分。人見知りな自分。こんな性格が変わればいいな。って思って旅だったけど、2年前から海外に身を置いてみたけど、やっぱり英語は理想とは違う成長やし、失敗するの恐れて出来へんことはいっぱいやったし、人見知りは変わらへん。
でも、ここまでして変わらへんことは、もう受け入れてあげよって思えた。逆に大切にして自分らしさを引き伸ばせばいいなって思う。
知らないことを知る喜び。
ギリシャを旅する前に「無知の知」って言葉に触れる機会があった。知らないことがあることを知る。これが理解できて、知ることの喜びを知れたら、人間の可能性はほんまにどこまでも広がっていくんやと思う。
地球規模で考える。
190カ国ある地球のたった25カ国しかいってないし、行った国のことも使れてないけど、自分だけ、自分の国だけがよければいい。って考えでそれぞれの国が好き勝手して、武力で権力を握ってるような世の中。人間だけが地球にいるかのように毎日過ごしてる。地球の7割は水。残り2割以上はジャングル。1割未満が人の住む場所。多分もっとやと思う。動物・植物・微生物・全ての生命のことを頭の片隅に常に置きながら生活しなきゃいけない。ほんまに強くそう思った。
僕の世界一周はこんな感じでした。
出発に関わってくれた人、
世界中で待っててくれた友達、
日本で待っててくれた友達、
まだ帰ってないけど、大阪の家族、
本当ありがとう。
この9ヶ月間、とても有意義な時間を過ごさせてもらうことができました。
次回のブログは「Smile with project」のことについて書こう思います。